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2020.07.30 Thursday

激突!北総運賃対かき氷

 夢の話。
 不死身のヤンキーを封印した。高尾山口駅を出た所だったと思う。であればキリコは京王線に乗ったのだ。
 京王線は新宿と八王子を結ぶ地上最強の私鉄である。途中、調布で橋本方面への支線、相模原線に分岐する。同線は、大雨ですぐ倒壊する稲田堤、よみうりランド、トンネル、ニュータウン、トンネル、キリコの母校などを経て神奈川県橋本に至る。調布までが閑静な住宅街であるのに対し、相模原線は峻険な山岳地帯と呼んで差し支えない。東京都立大学という学府が終点の少し手前に建っているのだが、初めて訪れる人間は、途中で乗る電車か受験校選択に間違いがあったのではと疑念を持つ。そんなローカル線である。
 本線は調布から進んで味の素スタジアムの脇を通り、府中競馬場や多摩動物公園といった都内屈指のレジャー施設に支線を送りつつ、京王八王子に至る。その手前でまた分かれ、相模原線もかくやの山間部に入るのが高尾線である。終点は高尾山口。その名の通り、高尾山の登山口にほぼ直結している。富士山で言うところの五合目に当たる位置付けである。残念ながら降りたことがないのでよく分からないが、多分そうだと思う。駅の改札口までは一度、講義をサボって行ったことがある。綺麗にに整備されたコンコースだった。その時、ついでに登ろうかとも思ったのだが、午後二時を過ぎていたのですぐ諦めた。山は朝から登るものであって、日が傾く前には降りなければならない。
 京王線が最強の私鉄と書いたのには理由がある。実際には京王に限らず大体の私鉄が強いのだが、いや、正確には特殊鉄道などを含めれば京王すら最強ではないのだが、というか、適当に書こうと調べ出したら、段々と厄介な事態に陥りそうな事が分かってきたのでやはり理由はなかったとし、キリコの主観に留めておこうと思う。申し訳ない。鉄道好きに目を付けられたくないのだ。
 ともあれ、高尾山口周辺にたむろするヤンキーは不死身だった。両腕片足を折り、右目を抉っても平然と殴り返して来るし、そうこうする間に折ったはずの骨もくっ付いている。山間部の生まれだからかは分からないが、理由はともあれ驚異以外の何物でもない。おそらくは、八王子ブラックエンペラーの総長であった宇梶剛士やイカンガー岩崎も不死身に違いない。ワンダーコアのコマーシャルなどでおちゃらける姿に騙されないよう、注意しなければならない。
 キリコの出会ったヤンキーは無名だが、それでも死なないには違いなく、殺しても殺しても立ち上がって来る内こちらがジリ貧になり、最終的には、封印する作戦に切り替えざるを得なかった。悔しいが、名より実を取るべき場面も人生にはある。
 で、具体的には体を裂けるチーズよろしく正中線から二つに割り、それぞれ北海道行き、鹿児島行きの長距離輸送トラックに括り付けた。プラナリアのように分裂再生するヤンキーではなかったから、体を分けてしまえば無力と考えたのである。更に、三つに割って真ん中を岐阜行きのトラックに括る案も挙がったが、両脇が岐阜を目指したら面倒なのでやめた。三分割法は基軸を作ってしまうので、封印にはお勧めできない。
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